Friday, December 23, 2016

株式投資初心者のためのコピペ投資術・序章

はじめに
1.なぜ低位株なのか?
2.バリュー投資の考え方
3.検索機能により銘柄を絞り込む
3-1.実際にスクリーニングをしてみます。
4.銘柄選択の際の注意点
5.株を買うタイミング、売るタイミング
6.まとめ
7.お勧め書籍
8.著者あとがき
9.マネして学ぶ投資のススメ 『コピペ投資術』 完全版
10.著者情報

はじめに

ブログの訪問ありがとうございます。
自己紹介も兼ねましてまずは挨拶させて頂きます。
サラリーマン投資家あおやまです。

私は、サラリーマンをしながら株式投資で得た資金で不動産投資を始め、不動産投資からの安定収入プラス株式市場からの不定期収入のダブルの不労収益から現在サラリーマン年収を超える収入を得ています。

もちろん、これまでの道程は試行錯誤の連続で、初めから上手くいった訳ではありません。
恐妻から、きちんと勉強をする事を条件にやっと許可を得て始めた株式投資でしたが最初は何をやっても上手くいかずに段々と資金が減っていきました。

1年目で投入した資金は半分以下になりました。その時の妻の顔が忘れられません。
このままではまずいと思い、有名な投資家ウォーレン・バフェット氏や、彼の師匠であるベンジャミン・グレアム氏や日本の成功している投資家、鮎川健氏などの投資法を取り入れ、試行錯誤を繰り返し、2009年度は手元資金の約8倍、2010年度はさらに約4倍を達成致しました。ちなみに信用取引は一切していません。
今回はその株式投資の投資法を一部ですがマニュアル化致しました。

投資法はそれこそ色々ありますが、どれを選択するかが重要です。
デイトレードで200億円稼いだBNF氏(ジェイコム男)は確かに凄いですが、彼の投資法を完全に理解できたとしても、市場が開いている朝の9時から午後の3時までずっとPCの前に張り付いてデイトレードを繰り返すのはサラリーマンである限り不可能です。
今回掲載する投資法はサラリーマンの私にもできたので、忙しい方でも問題なくできると思います。
このマニュアルが、皆様のお役に立てれば幸いです。

1.なぜ低位株なのか?


本当のお金持ちは確かな物に投資をします。
もちろん投資に100%などありませんが、かなりの高い確率で上がっていくものを見つける方法を、彼らは知っているのです。
私もお金持ちになった人達からこの見分ける方法を学び、現在お金持ちに向かう道の途中にいます。
ただ問題は、現在すでにお金持ちになっている人達と私達とでは、かなりの差があり投資する対象が変わってくるという事です。
彼らは既に多くのお金を持っているのでそれほどリスクを冒さなくても自己資金は増えていきます、しかし発展途上の私達は、ある程度のリスクを取って効率を重視する必要があると考えます。そこで彼らが初期の段階でどうやってお金持ちになったのかを調べていきました。

有名な『金持ち父さん貧乏父さん』の著者であるロバート・キヨサキ氏も、初めは価格の安い小型の株に投資していたと言っています。これはキヨサキ氏が、小型株は値動きが活発で、需給バランスが崩れやすく大量の買い注文が入った時に大きく上昇することを知っているからだと思います。個人投資家の多くは、日本を代表する任天堂やトヨタなどの有名企業に投資しがちなのですが、実は大きく値上がりするのは有名、無名に関係なく価格の安い小型株なのです。

「低位株投資」

効率を重視した結果、私はこの解答にたどり着きました。
(低位株の定義は人によって差があると思いますが、ここでは3万円以下で買える株と定義します)低位株=すぐに潰れる会社といったマイナスイメージがある方の為に補足しますと、今現在日本市場で売買できる銘柄の数は実は4000銘柄程度しかありません。
日本には260万社の会社がある中で上場しているのはたったの4000社です。
そう考えるといくら低位株とは言え上場して株が売買できる状態にあるという事はエリート中のエリートというのがわかるかと思います。
低位株の中には、確かに倒産寸前の会社もありますがそればかりではありません。
小さいけれども財務基盤はしっかりしているところもたくさんあります。
それをどのようにして見分けていくのかを説明していきます。

2.バリュー投資の考え方


「1ドルの価値のあるものを50セントで買う」
これは1代で世界有数の資産家に成長した投資家ウォーレンバフェット氏の言葉です
この言葉の意味をここで改めて説明します。
以下の表を見て下さい。
この表は2011年3月14日時点のハイビック(JASDAQ)の会社四季報になります。

以下の5点を注意深く見て下さい。
   現金が22.5億円
   有利子負債(※1が14.9億円
   利益剰余金(※2が52.9億円
   総資産:170.2億円
   時価総額(※3が40.3億円
   営業利益(※4
   利益
 ここまでの用語を解説します。 わかる方は飛ばしてください。
(※1)有利子負債:簡単に言うと借金です。利息を払う必要があります。
(※2)利益剰余金:今までの会社の運営で蓄えてきた額の事。
(※3)時価総額:発行株数×株価で出す事ができます。簡単に言うと
会社の価格です。
(※4)営業利益:会社が本業から上げる利益。売上から、販売管理費や原材料費、仕入れコストなどの本業に関わるコストを差し引いて計算したものが営業利益となります。

この四季報の中身を簡単に解説すると
まず現金だけで22.5億円あります。
利益剰余金は52.9億円あります。
その現金と不動産等の資産を含めた合計(総資産)が170億円あります。
それに対して負債(借金)は14.9億円あります。

この総資産の中身を決算書からしっかり見ないと正確な事は言えませんがこの四季報からだけですと、この会社は総資産から借金を引いた残り155.1億円の資産を持っているという事になります。
それに対して時価総額は40.3億円です。
ここまで見ていくと時価総額、つまり株価が安いというのがわかると思います。
これがウォーレンバフェットの言うところの「1ドルの価値のあるものを50セントで買う」という言葉の意味になるのです。
※決算書では有利子負債以外の負債(買掛金、未払金等)も
加味することもお忘れなく


そして最終利益を見ると、サブプライム、リーマンショックと続く一連の流れで赤字を出していますが昨年度はプラスに転換しています。
一時的に赤字を出してはいましたが、これだけ現金を持っていれば当面は潰れないだろうと予測できますし、たとえ潰れて会社を清算したとしても、ここまで資産を持っていれば買った株価と比べても大きくマイナスになる可能性は少ないと判断できます。
※営業利益がマイナスの場合はよっぽど資産を持っていれば別ですが基本的に投資対象から外します。営業利益がマイナスの場合は、本業で儲かっていないという意味になります。

ここまでを四季報で判断して投資の候補リストに加えます。

3.検索機能により銘柄を絞り込む

前述のような銘柄をどのように探して行くかと言うと、絞り込み検索を使います。
この機能をスクリーニングと呼びます。

便利な世の中になりまして全ての銘柄を1つ1つ細かく見ていく必要はなくなりました。
参考までに以下に私が実際に使っている基準値を公開します。
市場:すべてにチェックを入れます。(マイナー市場にこそ、お宝銘柄が隠れています)

PBR(※5:最大1倍
投資額:3万円以下
(この数字を下げるとリスクは上がりますが値動きは早くなる傾向があります)

PER(※6:20倍以下(10~50倍以下にする場合もあります)
実際はPBRだけでも問題ありませんが数を絞るためにはPERを入れて始めた方がいいと思います。
投資額もご自身の投資可能範囲で調整するといいと思います。
この投資額は最低単元数の価格なので、3万円で買える株をたくさん買う事もできます。
ここまでの用語を解説します。 わかる方は飛ばしてください。
(※5)PBR:株価純資産倍率
(かぶかじゅんしさんばいりつ、price book-value ratio)
簡単に言うと1株当たりの資産を見る指標です。100円の株価で100円の
1株資産であればPBR1倍となります。80円の株価で100円の1株資産で
あれば0.8倍となります。
PBRは低いほど割安となります。
(※6)PER:株価収益率というのは、“会社の利益と株価の関係”を表していて割安性を測る指標となります。一般的には、『PERが低ければ低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安である』となります。具体的な計算式は次のようになります。
PER(株価収益率)=時価総額÷純利益

3-1.実際にスクリーニングをしてみます。


すると4000銘柄のうち 144銘柄まで絞り込めました。2011年4月10日現在

その中から前述のような格安銘柄を1つ1つ見て探していきます。
これは根気のいる作業です。これだけは飛ばす手順はありません。
慣れてくるとかなり早く見る事ができるようになりますので頑張ってください。

条件としては株価が安い方をお勧めします。 
1000円の株価で単元数が10の銘柄より100円の株価で単元数が100の銘柄を選択します。
その方が値動きも早くなるからです。

4.銘柄選択の際の注意点


私の投資法ではPBRを基準としています。
PBRは非常に優れた指標だとは思いますが完璧ではありません。
仮に資産の中に不動産があったとしてその価格を正確に出す事はほぼ不可能です。
なぜかと言うと、市場に出して初めて値段がつく場合もたくさんあるからです。通常は簿価(帳簿上の価格)で計算しています。
アパレル関連の在庫もかなり微妙です。流行遅れの売れる気配すらない商品を資産計上している場合もあるからです。資産の中身を見る事は重要です。現金であればまず問題ありません。
実際に投資をする前には決算書の資産の中身を確認する事をお勧めします。

投資候補リストに残った銘柄を詳しく調査をする場合は、まず会社のHPを確認します。
上場企業であれば投資家向けにIR情報を開示していますので、四季報よりもさらに詳しい決算書情報を確認します。
※決算書の見方がわからない方は勉強する事をお勧めします。
勉強と言ってもそれほど難しい事はありませんので安心してください。
基本的には足し算と引き算で、たまに掛け算と割り算が出てくる程度の
算数の世界です。
マニュアルの最後に、お勧め書籍を紹介していますのでご参照下さい。
その他、グループ企業の概要等インターネットで入手できる情報は可能な限り入手してください。私は全てをgoogleで検索して情報を得ています。
インターネットの銘柄についての掲示板を見るのは構いませんが、情報は参考程度にして下さい。
本当の事が書いてあるとは限りません。

応用編ですが、銀行の決算書の見方を参考までに
業界の格言として、利益(損益計算書)は「意見」、キャッシュフローは「事実」と言いますが、キャッシュフロー計算書は財務三表の中で最も重要と考えます。注意深く見れば粉飾をある程度見極められます。
売上、利益とも伸びているのに、それに比べて営業CFが伸びていないとか、逆に減っている会社は危険信号です。
あと、実際には決算書を見なければ判断できませんが、流動資産のうち、売掛金も80%程度の掛け目を入れれば、現金にみなしても良いと思います。
株価が割安かどうかを図る簡易計算式は以下になります。
現金+売掛金等×80%-借入金>時価総額
ハイビックの場合は、このロジックでも時価総額を上回ります。これで相当キャッシュリッチな会社であるとわかります。 

他にも決算書の見るポイントを語りだすとキリがありませんが、少なくとも営業キャッシュフローの動きをチェックしておけば良いかと思います。

信用取引はお勧めしません。自分の思惑と反対方向に行った時にコントロールできなくなる
恐れがあるのが大きな理由です。そこまでしなくても2倍、3倍と上がっていく銘柄は低位株の中にはたくさんあります。焦らず着実に進んでいく事をお勧め致します。

5.株を買うタイミング、売るタイミング


いつ買うか、いつ売るか。これは株をやる限り永遠のテーマではないかと思います。
自分の中でいくつかルール作りをしていく事をお勧めします。
私の買う場合ですが、このレポートで述べたスクリーニング方法から、まず誰も注目していない格安銘柄を探し出します。

以下のチャートを見てください。

これは実際に私が購入した銘柄(5386鶴弥)のチャートです。
誰も見向きもしていない11月頃に237円で密かに少しずつ仕入をしていました。
そして1月に一気に上がった翌日には手放しています。
(購入時点でのPBRは0,26倍程度。一応黒字企業なのですが安すぎです。)

その後も上がる可能性はあったのですが一気に上がった時は一度手放して様子を見るようにしています。その時は290円程度の株価から前日比プラス58になっていたので手放しました。その後、買い戻してもよかったのですが、動きが激しい時は見送る事にしています。 結果として337円で売却致しました。(1.42倍) 編集時点では417円まで上昇しています。

基本的に私の投資法では、注目されていない銘柄に目をつけ仕入をします。
その後注目され上がったところで売ります。
注目されるまで時間がかかる場合もありますが、それまでじっと待ちます。
そして一気に上がった時には売却します。
仕掛け釣りの要領ですね。買った時点で仕事は8割完了です。
買う前の事前調査にちょっと時間がかかりますが、常に株価を追う必要もなく多少の値動きは気にしません。
これなら常にPCの前に張り付く必要もないので、忙しいサラリーマンでもできます。

次に重要になるのが、失敗した時に、自分の投資判断の間違いを認める事です。
売らなければ損失は確定しませんが、確定しない限り含み損はどんどん増えていく可能性があります。
それがマイナス要因の発表で引き起こされ、その後の決算情報からも復活の兆しが見えない場合は、潔く自分の投資の失敗を認め損切する必要があります。

塩漬け株は何も生み出しません。そのまま元の株価に戻るまで数年間持ち続けるより、上がる可能性の高い銘柄にシフトする事をお勧めします。

一気に下がった時、もしくは大きく下がる可能性がある時も同じように売却しています。
今回、これは特殊な例ですが、東日本大震災の様な、非常に大きな事案が発生した時は、下がる銘柄はある程度推測ができます。

私の持っていた銘柄の3分の2は下がる可能性がありましたので、ある程度の損を覚悟して、それらの銘柄の処分を決めました。

金曜日に地震がありましたが、その翌日の土曜日には成行売りの設定をしています。
その売った資金で以前から注目していた上がりそうな銘柄(建築系)に集中しました。
今回は、行動が早かったおかげで損失を最小に食い止め大きな利益を出す事ができました。

6.まとめ 


投資はギャンブルではありません。理を持って勝つべくして勝ちます。
その理を学び常に変化していく世の中で勝ち続けていくには常に学んでいくという姿勢が必要です。
今後、益々終身雇用という考え方は無くなっていくと私は考えています。
会社がやばい、クビになりそうだ。そんな話は、もはや他人事ではありません。

そんな時に、会社以外の収入があればかなり安心できます。その為の不動産投資、株式投資だという思いから、私は真剣に投資に取り組んでいます。
最強の投資家ウォーレンバフェットが言うような割安株は日本株の中にも存在しますし10倍は珍しいとしても、2倍、3倍と上がっていく銘柄を見つけ資産を継続的に増やしていく事は実現可能です。

決算書を読む力、経済の先を見通す力、それらを学んで、経済的安定を手に入れる事は、今後の生きる力に繋がります。
このマニュアルで得た知識と経験が困難な時にあっても皆様の支えになればいいなと思っております。

7.お勧め書籍


テンバガーを探せ! 10倍儲かる低位株投資術 鮎川健著
私の株式投資の師匠の著書になります。この本をきっかけとして儲かる投資家に成長する事ができました。ぜひ一読をお勧め致します。

決算書が読める。これが大切です。決算書は読めれば問題ありません。
よく聞くのが投資の勉強をしている方が、簿記の勉強をしているのをよく聞きます。
その志自体は立派です。しかし、資格の勉強の続く先はよりよい従業員への道です。
投資家として必要なスキルは会社の状態を判断できればよいのです。
もう一度いいます。投資家に必要なのは決算書を書くスキルではありません。
その点、この本は決算書を書く事ではなく読む事に、集中しています。
今まで決算書の勉強で挫折していた方、これから始める初心者の方、お勧めです。

無駄に初心者本を何冊も買うよりも為になります。
初心者本の多くが投資家視点で書かれていません。
用語はよく解説されていますが、どうしてそうなるのかといった考え方がさっぱりわかりません。
その点この投資マニアの最終奥義は、用語もそうですが全て投資家視点で書いてあるのがいいですね。お勧めです。

8.著者あとがき


今回のこのマニュアルは初心者にとっては、それなりに満足のいく内容のものができたのではないかなと思います。
決算書の情報から判断する力を養っていく必要がありますが、基本はそれほど難しくないという事が分って頂ければ嬉しいです。
今回用語の解説は必要最小限に留めました。用語の解説書は世の中にたくさんありますし、私がここで同じ事をする必要はないと感じた為です。
そして用語解説だけではわからない部分を、なるべくシンプルにわかりやすく記載したつもりです。
今後、自分なりに変更を加え効率を重視してみたり、安定を重視してみたり色々試行錯誤をして自分なりの投資スタイルをつかんで頂ければと思います。

最後になりましたが、一点だけ皆様に追加でアドバイスをさせて下さい。
投資は自己責任とはよく言いますが、それに付け加えるとしたら投資はチーム作りです。
人は独りでは何もできません。 今回私も多くの方に原稿チェックを手伝ってもらってこのマニュアルを作成しています。
学校では独りでテストを受け、カンニングはもちろんできません。
しかし、現実社会ではカンニングは全く問題ありません。 
むしろ知っている人に聞く。これが一番の近道になります。
知っている人に聞ける環境を、ぜひぜひ作って行くことをお勧めします。
この会社に投資しようと思うのだがどうだろうか?と聞ける同じ目標を持った仲間に出会えるのは、とても楽しい事です。
皆様の投資生活がこれからも楽しく、そして経済的にも豊になるように願って止みません。
最後までお読み頂きありがとうございました。

9.マネして学ぶ投資のススメ 『コピペ投資術』 完全版


私の株式投資法の全てを公開しています。
興味のある方は以下のリンクからどうぞ。
株式投資初心者のためのコピペ投資術・序章

①株式投資初心者のための戦略的投資計画

②株式投資初心者のための情報の選別法

③株式投資初心者のための財務分析 - 四季報編

コピペ投資術セミナー動画を公開

④株式投資初心者のための財務分析 - 決算書編

⑤株式投資初心者のためのコピペ投資術-総論

10.著者情報

サラリーマン投資家  あおやま
著者:青山 英明
運営ブログ:サラリーマン投資家あおやまの投資日記
サラリーマン投資家あおやまのプロフィール
2011年4月17日作成

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