スタッフからお礼を言われました!

こんにちは!!!
投資家あおやまです。

ここカンボジアでは皆さん本当に計算が苦手です。
以前カンボジアの東大と言われているプノンペン王立大学に通う日本人がいたのでちょっと聞いてみました。
「カンボジアの大学のレベルって分かりやすい数学で比較するとどうなの?」
返ってきた答えは驚愕するレベルでした。

「数学と言うか算数です。 小学校3-4年生レベルです。 それすらも怪しいかも」と・・・

それを聞いて私はスタッフの算数レベルを測る事にしたのですが、結果は散々たる物でした。
私たちのお客様の中には投資家さんがいるので利回り計算などを出せないと説明が出来ません。
その計算式を教える必要があるのですがそのレベルには到底達していないのです。
ですから、私はスタッフに算数から教える事にしたのです。

毎日教えているほど暇では無いですが、日常の事あるごとに問題を出していました。
そんな事を続けていたある先日スタッフの一人からお礼を言われました。

彼女が買い物に行った時に、10個で1.5ドルの果物がありました。
それを3つ買ったので、0.15×3ですから0.45ドルになります。
彼女は1ドルを渡したところお釣りが2000リエル(0.5ドル)しか戻ってきません。

彼女が、お釣りが間違っているよと伝えると200リエルがちゃんと戻ってきました。
「今まではこうやって間違っているかもと思う事はあっても確信がないので伝える事が出来なかった。
でも今は間違っている時は確信を持って言えるので多くとられる事がなくなった。ありがとう」とね。

そりゃあとっても嬉しかったですがこんな事が日常的に色んなところで起こっているのだろうなと思います。

問題は計算できるお店側がお客さんを騙す事がよくあると言う事。
お店に行ってもガソリン入れに行ってもお釣りをちょろまかすなんて日常茶飯事です。
特にリエルに慣れてない方は気を付けた方がいいですね。
今回のケースで言えば10%に相当しますし金額は大した事はなくても積もり積もればかなりの物です。

カンボジア経済の発展を阻害している要因の一つは間違いなく計算出来ない人が多すぎる事。
飲食店の値上げが1000リエル(0.25ドル)単位が多いのは計算が出来ないから。
100リエル単位でやってたら計算出来るスタッフがまず揃いません(笑)

カンボジア人の名誉の為に言っておきますがこの問題は教師が全員殺されてしまったポルポトの大虐殺の影響です。
頭が悪い訳ではありません。 
事実教えればちゃんとできますしね。

もしカンボジアでビジネスをやられている人がいたらスタッフの算数レベルを確かめる事をお勧めします。
それは楽しい結果になる事でしょう。
それだけに教え甲斐があります(笑)

参考までに私が最初にやったのは九九を暗記させただけです。
九九の表をGoogle検索で拾ってきて印刷して渡して1週間後にテストをする。
たったこれだけです。

足し算引き算くらいは出来るという前提ですが、掛け算が出来れば割り算もある程度の概算くらいは自然と出せますから特に問題ありません。
後はスマホについている電卓でなんとかなります。
四則計算が出来れば日常生活にはほぼ困らないですからね。
以上参考になれば幸いです。

投資家あおやま
ブログランキングに参加しています!
クリックして頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

追記
読者の方から私は100マス計算をスタッフにやってもらってますという意見を頂きました。
とても良い意見なので早速採用させて頂きました。
そして100マス計算が毎日更新されると言う素敵なサイトを見つけちゃいました。
http://dailywork.net/modules/100masu/
これは便利なので印刷してやってもらってます。
ありがとうございました!!!

Comments