価格を決めるのは家主ではない

価格を決めるのは家主ではありません。
借り手でもありません。

市場が決めるのです。
これは日本でも海外でも変わりません。
市場価格よりも少しでも高く貸したいのであれば、付加価値を付けて少し高く貸す程度は出来ます。
倍にできるかと言うとそこまで高くは出来ないのが現状です。
しかし、それが出来てしまう場所が存在しています。

それはカンボジアです。
正確には、存在していましたという方が正解かもしれません。

まだ不動産市場が発達していない国カンボジア。
この辺りの土地の平米単価はこれくらいで、賃貸として貸したらこれくらいでなどなど通常日本では当たり前の感覚がカンボジアにはありません。

ですので、2ブロック離れた場所で、いくらで貸しているのかは大家も把握していません。
隣の家は、いくらで貸しているからうちもこの値段だと言い張ります。
しかし、面積も物件の状態も全然違うのに金額だけは同じ金額を要求してきます。
全く困ったものです。

もちろん借り手が付かなくても一向に困った様子もありません。
それは減価償却と機会損失の概念がないのです。
物件は時間と共に価値が減価していきます。
新築プレミアム価格が使えるのは長くて3年程度でしょうが、ここカンボジアでは新築の空き家が多数存在しています。
例を上げると、新築物件を月7000ドルで貸したい大家がいましたが、私がみた限りだと、他と比較してよくて、4000ドル程度の物件でした。
どれくらい空いているのか聞いたところ1年ほど空いているとの事でした。
しかも、急いでいないのだと言います。
これには驚きました。

もし、4000ドルで借り手がついたとしたら、年間で48000ドルの収入になります。
カンボジアではかなりの金額です。
まさに機会損失。でも損失を出している事に、この大家は全く気が付いていません。
英語が出来る方だったので説明してみたのですが、全く考えを変える気はありませんでした。

そんな状況に少しずつですが変化が訪れました。
今まで強気だった大家さんが、供給過剰の為に弱気になってきているのが伺えます。
そこに更に私のサイトが大家さんの中でも認知され始めたので、価格の部分で平均化がされ始めています。

私のサイトはこちら
http://www.angkor-home.com
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エリアと広さと価格で比較検討が出来るようにサイトを作っています。
そんな状況が市場原則に基づいた正常な市場になるように日々奮闘しています!!!

投資家あおやま

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