夢の先にいる人達

最近色々な人から相談を受ける事がある。
お金を頂いて相談を受ける時もあれば、誰かの繋がりでたまたま会って
それっぽくなる時もあるけれどもけっこう多いのが将来の夢についてだ。

将来小さな店を持つのが夢だと熱く語ってくる方が意外といる。
それ自体はとても素晴らしい事なのだがちょっと考えてほしい。

マーケットリサーチをする中で小さな店を持つことが夢と言って小さな居酒屋を経営したり、
小さな洋服店を経営したりした方々に実際に会って話を聞いた事がある。
上手くいっている人も中にはいるが、ほとんどは経営が上手くいってない事が多い。

その失敗する人達に共通するのは、その夢の中に他人がいないと言う事。
例えばここで言えばその「小さな店のお客様や従業員」

お客様がどうやったらより幸せになれるか?
従業員がどうやったらより幸せになれるか?

これを追及していくと従業員に給料を払うためには利益は追及しなきゃいけないし、
その利益に見合ったサービスを提供できなければお客様は離れていく。

そのお客様の幸せを本気で考えれば、より安価に飲める居酒屋を経営するのであれば
大規模にした方が仕入れコストも下がるしより、よりお客様に喜んでもらえるかもしれない。
もしくは、小さいままで行くのであれば高価格だけど厳選した物だけを入れて
健康と安心と見知った常連だけの居酒屋を経営するのもありだろう。

価格競争で、大資本である大手にはなかなか勝つのは難しいし、小さいお店であれば、
大手が出来ない手間暇をかけるのは大切だろう。

小さな家を持つ、小さなお店を持つ、小さな家庭を築く、色々と小さな夢があるけれども、
その夢の先にいる人達の幸せを真剣に考えたいと思う今日この頃です。

あなたの夢の先にはどんな人達がいますか?

投資家あおやま

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