7年程前の悲惨な状況とそこからの脱出方法を書いてみる

自己紹介にもざっくりと書きましたが私が不動産投資をしようと思い立った時はとても投資なんて始められる状況ではありませんでした。
当時派遣会社に所属していた為、契約の期間切れ等色々重なり、同じ年に5回も仕事が変わました。
半月から1か月お休みになるのはいいのですが働かないと一気に給料がもらえなくなります。
年収で言えば150万円くらいマイナスになりました。元々の年収が350万円くらいだったのでかなりの痛手です。

そこにさらに家賃の更新料の10万円がきて大変でした。家賃もその時点すでに2か月遅れは当たり前。
カード会社からのキャッシングは限度額ぎりぎりまで借り、まさにホームレス寸前でした。

それまでの私の生活は余裕もないのに海水魚を飼いPCもハイスペックマシンを数台揃え家の中でネットワークを組み、しかもそれらがお金になる事はありませんでした。むしろ独り暮らしなのに電気代は1万5千円もかかり、それ以外にも前妻との子供一人の養育費で毎月5万円の支払をしていました。

自分でも書いててややこしかったので以下にまとめます。
収入 28万円くらい
養育費 5万円
家賃 8万円
電気代 1.5万円
ガス代 水道代 覚えてないですがたぶん0.5万円くらい?
食費 外食ばかりなので5万円~8万円
携帯、インターネット、1.5万円
趣味、パソコンや熱帯魚に残りを使う状態でした。

こんな状態なので貯金はそれほどたくさんあるわけではありませんでした。
当然と言えば当然ですが給料が少なくなった途端に回らなくなりました。
仕事が変わる最初の1回目は休みになった よかったよ~くらいだったのですが3回4回と続くと、もう大変です。どうやって食いつなぐか、カードからの借り入れも増えていきます。
最終的に貯金を食いつぶし50万円のカードの限度額を一杯まで使い25万支払いをしてまた25万円借りる。先月も25万円借りてるのでトータル50万円という状態になりました。当然支払いも遅れているのでグレイゾーンの金利がガンガンかかってきます。

本気でこのままではまずいと思った時はかなり手遅れ感が漂っていましたが何もしないよりはましとあれこれ考えました。

通信費を削減する為、当時キャンペーン中のテプコ光半年無料プランへ加入 通信費 -0.7万円 (半年後にフレッツに切り替え)
お弁当持参  外食をすべて止め自炊に変更 食費 -3万円
熱帯魚は維持のみで新規購入を止める。 
PC、テレビ、その他色々を友人に売却し必要最小限のみ残す。電気代が劇的に変わりました。
カード会社に支払いの分割交渉をしたが全額今すぐ支払えの1点張りなので特定調停をする事にしました。
元妻へ養育費支払いの交渉 -2万円
派遣業を個人事業主として登録し経費計算できる物を経費にしました。プライスレス
それ以外にも細かい支出を見直しかなり改善しました。

しかし特定調停ってすごいですね。した途端結果が出るまではとりあえず支払いをしなくてよくなり金利がゼロになります。詳しく知りたい方は特定調停で検索してもいいですし、直接簡易裁判所に行っても親切に教えてもらえます。(失敗する場合もあるようですが借金で苦しんでいる人は知っておいて損はないと思います。)
私の場合は1社のみだったのですが、1社当たり2000円以下でできたと思います。その当時はその2000円すら出すのが辛かった記憶がありますが・・・

そんなこんなで財務状況は劇的に改善し20万円の収入があれば貯金ができるくらいになりました。
そしてカード会社への支払いも遅延なく終わり現在に至ります。
この経験で分かった事はというと非常にシンプルですが
「ほしいものと必要なものは違う」
という事です。
実際私が必要だと思って買い込んでいたハイスペックなPCも当然無ければ生活できないという物ではないですし、
必要最小限の機能でも問題なかったりするわけです。

人はほしい物を見つけると必要な理由をあれこれ考えて自分を納得させてお金を使おうとします。
でも必要かどうかを見極める期間を設ける事は重要だと思います。その期間を置くだけで衝動買いを減らせます。世の中は本当にお金を使う誘惑でいっぱいです。
私にとってパソコンは現在のIT関連の仕事に繋がっているので一概に無駄だったわけではないですがあそこまでの機能はなくても勉強はできたかなと今は思います。

20代前半の頃は、ある日突然金持ちになる日を夢見るごく普通の(ちょっとおバカな?)青年でした。
でも現実はそうではなく倹約も大事だし、金持ちになるには色々な勉強をして資産を増やす方法を学んでいく事も大事なんだと20代後半になってやっと気づきました。この失敗だらけの経験ですが、ここで公開する事で今同じ状況にある人、もしくはここまで酷くはないけれども近い状況の人達がこれから不動産投資、株式投資をしていく事の励みになれば幸いです。

あおやま

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